バンチャンパパの輸入住宅建築日記
北欧輸入住宅建築日記
 
輸入住宅建築日記
 

7.建築工事は地盤改良工事からはじまった

 
 7 地盤改良工事 (2003年7月16日)
 

7月16日、曇天。いよいよ、待ちに待った工事が始まりました。着工です。まずは、地盤改良工事。我が家を建てる土地は川沿いにあります。今から40年程前に造成された場所です。多分、造成される前は畑か田んぼであった土地です。埋め立てられて40年以上は経っているとは言え、地盤の強さにはやや不安がありました。そこで、土地を購入する時、地盤調査というやつを行ってもらいました。その結果、地盤改良の必要性は五分五分。無理に地盤改良を行わなくても、ベタ基礎で建てれば問題ないと不動産屋は言いました。しかし、そう言われても、せっかく作るのであれば、五分五分という曖昧な部分を残したくありません。そこで、『オーディンホーム』さんに、地盤改良をお願いしました。  

地盤改良には何種類か工法があるようです。「表層改良工法」「鋼管杭工法」「摩擦杭工法」…。どれにするのかは、その地盤の性質に合わせ選択します。我が家の場合は「摩擦杭工法」です。この工法は、長い棒をつけた、工事用クレーンのような重機で地面に穴を堀り、その穴にセメントを流し込んで、地面の土と攪拌して支柱を作るというものです。  

長い棒の先端には、回転するスクリューのようなプロペラがついています。このプロペラが地面を掘っていきます。柔らかい土はスルスルと掘り進むのですが、先端のプロペラが固い地盤に届くと重機が小刻みに震え、それ以上掘り進むことが難しくなります。この固い地盤を支持層と言います。我が家の場合、支持層まで4メートル程掘る必要があります。そこまで掘り進んだら、今度は、掘り進んだプロペラの先端からセメントを流し込み、土と攪拌しながら抜き上げています。こうすることによって、固い支持層の上に、土とセメントが混じり合った直径60cmほどの支柱ができるのです。支柱は固い地盤の上に立っているので、この支柱の上に家を建てれば構造的に頑強な家になるのです。この「摩擦杭工法」は、太い柱と地面の摩擦を利用して地盤を改良するもので、支持層が深くて支柱が届かない場合に良く使われる工法らしいのです。我が家の場合は、4m下にある支持層までこの柱が達していることから、さらに頑丈な支えができた事になります。これで五分五分という曖昧な不安は払拭されました。もうあとは、本格的に家を建てる工事を待つばかりです。ちなみに、「鋼管杭工法」とは、金属製の杭を支持層まで打つ工法です。鋼管は直径が10pから27pくらいの太さのものがあるようです。

 

プロの仕事って、見ていて飽きません。重機を操縦する職人さんともう一人、土を掘り進むプロペラの先端が穴を掘る位置に合っているのかどうかを見る職人さん、この二人がペアになって作業が進みます。プロペラの先端の位置を見ている職人さんが手振りで、重機を操作する職人さんに位置合わせの指示を出します。その指示に従い、重機のレバーをあやつりながら、穴を掘る位置(ほとんど小さな点です)に掘削用プロペラの先端を合わせていきます。この位置合わせ、大きな重機を操縦しているにもかかわらず、あっと言う間に、まさに神業的にピタリと決まります。スゴイです。ついつい見とれてしまうのです。そんなワケで、わたくし、朝、仕事に行く前に少し見学に行ったつもりが1時間ほど見てしまいました。

現場では、森ジュニアが将来の立派な現場監督を目指して、職人さんたちに指示を出したり、週明けから始まる基礎工事のスケジュールを携帯電話で連絡したり、ゴミを片づけたりと、一生懸命働いていました。誠実な人柄が伝わります。でも、まだ、ちょっと貫祿不足。作業中の職人さんに飲み物を配ろうとしても、声をかけるタイミングに戸惑ったり…。そんな姿がほのぼのと目に映りました。私も、仕事を始めて間もない頃の自分の姿を思い出しました。ガンバッてねジュニア!  

杭は全部で27本打ちました。これで、セメントがしっかり固まるまで3日ほど寝かせて、週明けから基礎工事と相成ります。この日の夕方、森さん、大江さん、遠山さん(設計を担当している『オーディンホーム』さんの男性社員)三人で現場にいらして、工事の状況を確認されたとメールが入っていました。ありがとうございます。その時、大江さんが撮った写真も一緒に添付されていたので載せておきます。
   

<これが地面に穴を掘る重機>  

左端のパイプの先にはスクリューがついていて、回転しながら地面の中に入っていく。

   
<パイプのアップ>  

支持層までパイプの先端が届くと、セメントを流し込み、土と混ぜながらパイプを抜いていく。
   
<土とセメントの混じった支柱>  

丸くグレーになっている部分が地盤改良をした所。   
セメントが固まれば支柱となる。(Photo:大江さん)
   
<地盤改良も終わりに近づいた>  

全部で27箇所の"摩擦杭"が打たれた。 (Photo:大江さん)


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